昨日貸しスタジオで
その時間には、グランドしかありません、といわれ。
猫に小判、私にグランド(笑)
初心者向けの曲を、たどたどしく練習(バイエル本の中の曲)1時間。
それでも楽しい。次にお部屋を借りたときは、蓋も上げちゃおう。
つたない指でたどる音でも、共鳴する音がきれい。
上手な人なら、うっとりするような響きを奏でられるんだろうな・・・
いったいいつまで、楽しく弾けるんだろう。行き詰って苦しくなるときがきっとたぶんまちがいなくくるんだろうけれど。
「楽しく弾ければいいんです」「ただの趣味なんですから」
とはいえ、上達に勝る喜びはないことをどこかで知っている。
きっと、大してうまくもなれず
気の向いた曲を完成させることもできず、ただただ「気ままに弾き散らして」
はかなくなっていくだけなのだろう。
それはわかっているけれど、それでもこうしてつたなくおぼつかない指ででも、
自分の指で音楽に触れることは、ほかにはたとえようもない、喜びであることには違いないのだ。
技術を追求して、厳しい態度で音楽に触れてきた人たちには、
ぬるくくだらなく見えるとしても。
2014-05-01 14:48:20