ピアノと私 2
ピアノを弾きたい、という願いは心の奥底にいつも眠っていて
時々目を覚ましたけれど、今はそれどころじゃない、とまた押し込めて
(高校では部活動でギターを弾いた)それなりの年月を過ごしてきてしまった。
人生の残り時間が見えてくるようになって
「いつかまた、ピアノを弾きたい」の「いつか」が、このままではけして来ないことが
こんな私にも、はっきりわかるようになった。
やりたい、やりたい、とずっと思っていたのだから、やろう。
家電量販店で電子ピアノを指差して、つれあいに「これ買ってもいい?」と聞いたのは、そういう思いがあったから。
絶対、だめだというだろうと思っていたけれど、一度であきらめる気はなかった。
しつこく繰り返して承諾させるつもりだった。
あっさり「いいよ」といわれたのは、本当に驚いた(笑)
なんだ、思っていたより簡単なことだったみたいよ?
案ずるより産むがやすし?
そんなことで、
ピアノのある生活はじめることになりました。