0と1の間で(しょうもないたわごと)
ひっそりと心に決めたことがある。
(ってここに書いてるけど)
自分のピアノを「下手」って言わない。
いやまあ、誰が聞いても上手ではないですから(笑)
「私、下手ですから」とか、とりあえず言いたい気持ちはあふれんばかりにあるけれど。
でも、言わない。絶対言わないようにしよう、と。
「下手だからしょうがないよね」って、他人が私に向かって言うのはいいの。
そのとおりだろうから、否定しない。
ただ、自分では言わない。自分で自分を否定しない。
そう決めた。
ピアノを弾かない人は「0」
完璧な音楽としてのピアノは「1」
限りなく「1」に近い人はいるだろうが神ならぬ身であれば「1」ではないのだろう。
この世にいる誰もが0と1の間でピアノを弾いている、とすれば、
私がピアノを弾く限り「0」でもなければ「1」でもない。
常にその間にあるだけ。
「1」を目指して「1」に憧れるけれど、「1」にはなれない。
みんな、一緒。神童のようなあの人も(すごいひどい話してますな)
初めてピアノにさわるあの子どもも。みんなみんな「0」と「1」の間。
ただそれだけのことだから(歴然とした差はあるのだけどw)
自分を下手とはいうまい。たとえ拙(つたな)くとも。