はなうたpiano♪ ~piano-hanasaku's diary~

pianoはじめました。つたないピアノの話を。   読んでくださってありがとうございます。 めざせ10ネン!

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pianoの弾ける男性はやっぱりかっこいいらしい

職場有志による演芸会で、ピアノを弾いたムトウさんだったが、その後ぽちぽち耳に入ったハナシ。

ムトウさんは子どものころ、かわいい女の子にくっついていったところ(本人がそういうのだw)その女の子は、彼女が習っているピアノ教室に行った。そうとはしらず?、ムトウさんは教室(先生の家?)まで一緒にくっついていって、レッスンを見ていたらしい。

するとピアノの先生が「あなたもこっちにいらっしゃい。ちょっとやってみましょう?」みたいな話になった。それでいつのまにかやることに・・・って。つまり女の子につられてピアノをはじめることになった、というのだ。

そんな理由で息子にピアノを習わせることになっちゃうような家庭環境だったってのが、ある意味すごい。と私は思った。

「女の子にくっついてって、ピアノだ?? このバカ息子が!何寝ぼけたこといっとるんじゃい!?」じゃないのね。

するっとお稽古始めちゃう。子どもだったムトウさんも、そのまま高校生までしっかり習い続けるという・・・。当時使ってたピアノもまだムトウさんのご実家にはあるということだし。そこそこには余裕のあるご家庭だったのだろう。そこは私もあえて口にはしてないけれど。

 

きっかけはなんにせよ、高校生まで習い続けて「別れの曲」なんかも弾いていたという経歴を、私は素直に受け止めていた。(というか、別に嘘じゃないと思うし)

でも、世間(というか私の職場)の感想はそんなところにはないのだった。

 

 

演芸会でムトウさんがピアノを弾く、というまさにその時、

「いやいや、これは本当に弾くところ見なくては」とわざわざ座席を離れて回り込んできた人がいたのである。

会場のちょっとおしゃれなアプライトピアノは「つかえないからさわらないでね」(調律も狂っている)ということで、河合の電子ピアノが置かれた。ピアノの鍵盤に向かうと壁側ではなくて、部屋の中心に向かうような位置に置かれたのだ。

つまり、飲み食いしている席からは鍵盤が見えないのね。

で、わざわざ席を立って回り込んでまで、ムトウさんが弾いてるところを観たかったらしい。

なんでそこまでして弾いてるところをみたかったかというと、 

「ムトウさんが、本当にピアノを弾くとはとても信じられない」というのだ。

 私はそれを半分冗談と聞いていたのだが・・・。

 

あれから一週間、演芸会に参加しなかった人(複数)までが同じようなことを言っているのだ。

「ムトウさん、本当にピアノ弾けたんだって?」

「本当に弾いたんだって?」

 

え~、なに?

なんなのそのみなさまの反応というか感想というか言い草というか。

「本当に弾けるとは思わなかった」って。

「本当に弾けたんだ」って。

 

どうもやはり男性がピアノ弾くことは私が思う以上に「意外性」が高いらしい。

50すぎのおばさんな私がピアノを弾くのは、なんかわかるけど、60過ぎのオッサン(失礼)なムトウさんがピアノを弾くのは想像に難い、ということだ。

 

それだけ、落差をかせいで(?)「かっこいい」度が高いという。

 

女子どもが(これって差別用語?)やるようなことをやるのが「かっこいい」ってのはけっこう貴重な分野なのかも。。。。。