はなうたpiano♪ ~piano-hanasaku's diary~

pianoはじめました。つたないピアノの話を。   読んでくださってありがとうございます。 めざせ10ネン!

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練習のしかたを知らなかった

子どものころの「ピアノの練習」

ただただ楽譜を弾いてただけだった。

練習方法は

「右手と左手を別々に」

「片手ずつができたら両手で」

「つっかえるところ間違えるところをとりだして」

 

他になんかあったっけ?

大変におそろしいことに、これ以外まったく思いつかない(思い出せない)ですよ?

 

つっかえるところを取り出してゆっくり弾いて、少しずつ速くして何回か(も、でもいいよw)弾いて、大丈夫そうだとなると練習曲の頭から弾いて、しかしたいていまた同じところでつっかかり。

それの繰り返し。

 

・・・・これしかしてなかった。(てか、それすらあまりしてなかったというのが真実)

 

先生から上記以外の具体的な練習方法の指導があったのかなかったのか、なんとなくだが「なかった」んじゃなかろうかという希ガスるのでアルゴン。

「なかったのではないか」という根拠な思い出として、一時自宅立替のためピアノを弾けない期間があった。その間自宅斜め前にある6畳一間のアパートに家族で仮住まいすることになり、当然ながらピアノなんぞ置く場所はない。

すでにあまり練習なんてしてない状況ではあったが、そのことを先生にご相談したところ、レッスン時間の前にレッスン室(防音ではありませぬ)のグランドピアノで練習させてもらえることになった。先生は何も言わないので、自分で自由に練習しなさい、自宅で弾けないのだから週一レッスン&練習だけでも、というありがたいご配慮だった。当然自宅でだらだら(?)練習するのと違ってそれなりの緊張感をもって自分なりに練習していたのだが。

今、時代がすっかり変わり、ネットでたくさんの情報が得られるようになって、練習方法も上記のような「効率の悪い」もしかすると「悪い癖をしみこませるだけ」のような練習だかなんだかわからんような弾き方ではない、具体的な方法も知ろうと思えば探せるようになった。そんな今だから言えること、だ。

 

先生は私のアホな練習を毎週聞きながら、その方法についてのアドヴァイスはなかった。もちろん「練習方法を教えてください」と私から言わなかったし、そもそもそれ以外の練習方法があるなんて思いもよらなかったので、質問しようという発想もなかった。まあ、それ自体がすでに希望のない状態なのかもしれない。

「自分で自由に練習しなさい」とおっしゃったのは、練習方法については言及しません、という宣言だったのかもしれない。

 

少しだけ思うのは、先生はきっとすでに私のことはどうでもよかったのかもしれないということ。何でこの子はろくに練習もしてこないし、上達のきざしもまったくないくせにやめようとしないのだろう、ま、いっかどうでも。みたいな(笑)

 

私は先生からまったく見限られていたのだろうか、

それともいつか目を覚ますのをただじっと待っていてくださったのだろうか。

自分からやめる、というのをただ待っていただけだったのだろうか。

 

もう、どうにもならないどうでもいいことだけど、練習の仕方を知らずにただ騒音を撒き散らしていただろう自分がかなしい、かな?