おふろでハナウタ♪
いまのところ、人前でピアノを弾く気のない私だが、レッスンには通っている。
私のピアノはいわば、風呂につかってフンフンフニャフニャ歌う鼻歌のようなもの、かなぁと思う。
誰かに聞かせるつもりもなく、ただ自分だけが気持ちよく(?)歌っているような。
ハナウタで「よろこびのうた」をドイツ語で歌いたくて、ドイツ語習いに行っちゃうよ?みたいな感じだろうか。
風呂出でし縁な、下駄踏む件通ったお薄襟し倦む~♪
お薄ってなんですかね? お茶ですか御新造さんの名前ですか。
なんてのもいいけど、ドイツ語で歌いたいのよ、ウムラウトもばっちりきめて。
と一人納得するだけのために、ドイツ語教室通うよ、的な。
たったそれだけのために、通ってるんだろうか、ピアノレッスン。
それでいいと今は思う。
ただの、ただ風呂場でくちづさむハナウタのためのような、一人ヘッドフォンの中だけに響くピアノの音のために、ほぼ毎日ピアノを弾くよ。レッスンにも通う。
ただ日々のなぐさめのためだけに、ヘッドフォンの中にだけ流れる私のピアノ。
雨の午後、星凍る深夜、時しらず、いつでも私のためだけに。
ええ、おふろのハナウタです♪
・・・そんなもの、あえてヒトサマにお聞かせしたくはない・・・
そんな喩えが今の私の気持ちにかなり近い。
ハナウタだから、誰も本気できいてくれなくていいの♪
でもそれは自分が好きで、好きで、好きで、歌わずにはいられない。
そんな気持ちのほとばしりだから。
誰にも聞かれない歌でいい。でも歌わずにいられない。
ただ自分だけのためだけど、自分のために、いい加減じゃなく、歌いたい・・・
そんな感じです。
読んでくださってありがとうございました。