サクラチル ソノシタカゼハ サムカラデ
桜、散っています。
昨日の朝出勤するとき、散った花びらはまだ人に踏まれていなくてきれいなまま、風に吹き上げられ渦をまいたり、波のように道の上を流れたり、つい見とれてしまうほどでした。
川沿いの歩道は花びらが散りつもり、スキーさえできそうなほどびっしりと厚みのある桜のじゅうたんになっていました。
こんなふうに一度に咲き一度に散るのは、毎年咲く桜でも、なかなか見たことないように思います。
同じ桜も、毎年ちゃんと少しずつ違う。
そんなことが胸に迫るお年頃ばぁ(婆)でございます。
知る人ぞしる有名なセリフ「さいごかもしれないだろ・・・だから ぜんぶ はなしておきたいんだ」FFX主人公のティーダくんがゲーム冒頭にいうセリフ。
日本の春はヨーロッパの「一斉に萌え上がる緑の生命」ってのと違って(本当にヨーロッパがこういう感覚なのかどうか知らんけどな)はかなさが漂ってるんだよな。
「さいごかもしれないだろ・・・」って気持ちが隠し切れない。
「春だぜ~!いぇ~い!咲くぜ我が世の春だぜ~!」・・・
「でもすぐ散るんだぜ~!」
この後のほうの気持ちももれなくセットになってついてくるんだよ。
無常感満載。
ピアノ。
もうほんとマジ、なかなか弾けるようにならんよ。
譜読み遅いし、オボエ悪いし。なんか自分すでにポンコツだ! そんな感じ。
だから絶対間に合わないな、って思う。
弾きたい曲、全部はとても弾けるようにならないだろうさ。
多分届かないで終わると思う。
いやだからといって別にムダとか思わないよ?
てかむしろ、あ~あ~、今しかね~や、今が大事だってね。
弾けなくても弾こうとしてる今が愛しい。
そんな気がめちゃくちゃおそってくる。逝く春。