ピアノを弾くのが怖い? (個人的な問題です) 1
デジタルピアノを買って、たとえヘッドフォンをするにしても、
自分が時間さえ捻出すれば、毎日10分15分のスキマ時間にピアノの練習ができるようになる。
すごくうれしい。
なのに、どこか怖いと思っているのはどうしてなのか・・・
自分のことなのに、よくわからない。
それってなんだろう。
自分自身でなにかに蓋をしている、目を背けていることだろうことだから、すぐにはわからないかもしれないけど。
子供のころ、ピアノを習っていて感じていたことをたどれば、なにかつかめるかも。
ということで、考えてみました。
すみません、あまりおもしろい話ではありません。
こどものころピアノを習っていましたが、そのころ感じていたこととして
「習っているけど、下手。全然上達しない」
「下手なピアノは近所迷惑」
ですから
「私がピアノを弾くのは他人にとって迷惑」
確かに常にこう感じていました。
私はピアノを弾くのは好き。でもそれは私以外の人には迷惑行為。
家で練習するときも、昼間であってもほとんど弱音ペダルを踏みっぱなしでした。
アプライトでも、弱音ペダルを踏んだときと踏まないときは表現の幅が変わることは子供でしたが、自分でも良くわかっていました。本当は弱音ペダルを踏まずに思い切り弾きたかったけれど、遠慮していました。家族にも、ご近所にも、迷惑をかけたくなくて。大きな音を出してはいけない、本当ならフォルテで弾かなくてはいけないところもでも、(ここは本当は思いっきり音を出すところだけど・・・)と頭で考えるだけで、実際の音はあまり大きくならないように弾いていました。
(ああ、なんてもったいないことをしていたんでしょう! 自ら上達の芽を摘むようではありませんか。)
でも、自宅のアプライトの音はとても好きでした。弱音ペダルを踏まずに弾くと響くその音が大好きでした。
しかし、私が弾くとみんなの迷惑ですから、ごくたまに家に誰もいないとき(大家族でしたので、めったにありませんでした)、そして日中のなるべく外が騒がしいとき(?)にこっそり(?)弱音ペダルをはずして、あまりつっかえずに弾ける曲を弾いていました。
う~ん、なんだこれ?
そうそう、子供心にずっと「わたしにしか音の聞こえないピアノがあればいいのに」とか夢想してました。
今はデジタルピアノがありますし、サイレントピアノもできました。ハイブリッドピアノというのも出てきましたね♪
しかし40年前にはそういったものはなかった、すくなくとも一般的に普及はしていませんでした。
長くなりそうなので、つづく(笑)