ピアノのお月謝(大過去)
子どものころに教わっていた先生もすべて含めると、今の先生で3人目です。
一番最初は、現役音大生。次がその音大生先生の先生。子どものときの先生がこのお二人。今はPTNAのHPにあるお教室検索で探した先生。
子どもだった私は、先生のことをなんとも思っていなかった、というか子どもだからでしょう、ただそういうものだ、と思ってた感じ。
で、残念ながらというか、あたりまえというか、特に今はっきり思い出すこともできないながら、基本的に練習しない生徒だったので、先生のほうでもあまりやる気になれずため息まじりのレッスンだった、と思う。ああ、なんと申し訳ない。。。
今にして思えば、いろいろともったいなかったな~とも思うのだが、当時の自分を思い出すと、それもまあ致し方なかったんじゃなかろうかと・・・。
ま、それに対して、現金支出を伴う親は「お金をどぶに捨てるようなものだ」とか言ってました。
そりゃまあ、そうだろうな。うん。
な~んも形あるものにならないもん。よそ様の子と比べても明らかに私のピアノは進度が遅く、かつまともに弾ける曲はないし。そこをあえて弾かせても、ブッキラボウで聴けるもんじゃなくて。涙。
誰か(親の客とか)きたときにも、娘のピアノ(私のことよ)を披露することもできないし(笑)←このような希望が親にはあったらしい。
何の役にもたってね~よ!とか思うのは、まあそうでしょう。
でも私は、「ピアノやめれ」と親が言うたびに、やめさせないでくれ、どうか続けさせてくれ、と毎回泣きわめき(なのにろくすっぽ練習もせず)だらだらとレッスンに通ってた。
今ころになって、ピアノはじめちゃったくらいだから、当時はまったくもって「どぶに捨てるような」お金の使い方だと思った親には大変申し訳ないが、しかしそれは延々とというか脈脈とというか、しつこくしつこく消えることなく私の中に息づくナニカを形作っていたのだ。
どぶに捨てるどころか目に見えない貴重な財産となったのだ、と思う。
実に身勝手ではあるが。